旅する母と子たち(とたまに夫)の記録。

お金はないけど旅が好き。海外TV、映画などと日常の記録など。高専生、中学生の子がいます。

模試のこと②【高専受験】

あぁ、K2無料期間が終わってしまいました。滑り込みで5月末の3日間集中して449話まで読破した母です。
早いものでもう6月、じめじめと嫌な季節になりましたね。
ロボコンに入って3DCADも教えてもらったり楽しいけれど忙しいもよう。
入学から2か月、だいぶ学校生活にも寮生活にも慣れてきたようで良かったです。

高専受験にあたって受けた模試の話の続きをします。(2023.06.04加筆修正)

 

前回の投稿はこちら。

yumemom.hatenadiary.jp

うちが受けてたのは下記の3種類。

1.全県模試(神奈川だと伸学工房)
2.高専模試(ナレッジスター)
3.Z会のVテスト(Z会


あ、繰り返しますが、高専受験にちょうどいい模試は存在しません。
特にこの首都圏。国立、都立、私立と高専に選択肢があるものの、それ以上に高校が大量にあるため高専という存在はマイナーもいいとこです。
そんなマイナーな存在のために内申点を加味したり、内申でも学力でも学校によって傾斜配点とかありますけど、そんな個々の高専ごとに親切に計算、判定してくれるような模試はどこにもありません。それはもう諦めて。
模試は問題の傾向に慣れて本番で点取れるよう穴をつぶす、ぼんやりでも立ち位置を把握する、そのために受けてました。


さて本日は2つめの、高専受験オンライン塾ナレッジスターの高専模試。秋から計3回受けました。

高専受験生向けの在宅模試。国立高専の入試問題に近いですし、受けた方がいいと思います。
というか高専受験生にはぜひ受けてほしい!!です!!
なんといってもマイナーな高専受験。

とにかく合う模試がないから、信頼できる模試が!判定が!安心が!欲しくなります。
問題的には通常の公立向け模試よりこちらの方がより良さそうなので、あとは受験者数がもっと増えれば判定とかの精度が上がって安心材料になるはず。皆さん是非。

うちは結局推薦で決まったから学力入試受けてないので、入試判定の精度は不明ですが、問題の傾向はつかめるし、穴も見つけられるし。塾とか行ってて忙しくても、都合いい時間に受けられます。1科目ずつ、好きな順番でOKなので数日に分けて受けることも可能。
科目ごとに判定が出るのも良い点かと。

あとは人数ですよね。全国の高専志望者が受ける模試とはいえそもそも受験者数が少なく、志望校別(高専別)では全県模試ともさほど変わりませんでした。
一番多い1月で全国では600人以上受けてましたが、うちの子の志望校だけだと30人台でした。(11月はもっと少なかった)

得点の出方は全県模試とそう大きくは違わず、安定してました。そういう意味で模試としての精度は高いと感じます。(先述の通り判定の精度は不明)

その時々、テストによって問題も受験者数も違うし当然バラつきあるのであれですが、全県模試の平均点は260~270点前後が多かったのでそこそこ安定してたと思われます。プロの仕事ですね。(各100点、5教科で500点満点です)

比較してみると高専模試を受ける層の方が若干全体のレベルが高いかなという感じ。3回受けていずれも平均点は280点位でした。プロの仕事。
うちが昨年度受けた結果で5教科偏差値が同じ64程だった時の5教科合計得点・平均点を比べてみますと・・・

全県模試64の時   386点(平均点271点)

高専模試64.05の時   366点(平均点282.22点)


これだけじゃよくわかりませんよね。すみません。
点数と人数の分布図を見たら、山の形がちょっと違いました。
神奈川の全県模試は特色検査というのも含めたものにはなりますが総合点数分布があり、偏差値50となる部分(平均点)から本当にきれいに正規分布している山型になっていました。低くも高くも端に行くにしたがい徐々に減っていく、まんべんなく色んな点数の子がいる感じですね。

高専模試の方は、平均点より高い方(右側)にちょっとボリュームがある形になっていました。平均点より低いゾーンはがくっと少な目なところがあるいびつな山型です。
「平均点よりちょっとできる子」がとても多く、だから点数としては(全県模試より)低めの366点でも偏差値が64にもなるし、みんな少しの差しかない。数点の差で偏差値や順位は大きくずれそう。母集団が違うと偏差値とかはあてにならないってやつですね。

母数は少ないですが、高専模試の方がやや難しく、高専目指すだけあってできる子も多めな模試で本番に近い条件といえるかなと思います。

高専の説明会でだいたい何点(もしくは7割程度とか)が合格ラインと教えていただけると思います。そのあたりの点数を模試でもコンスタントにとれるようになると良いですね。


私は模試って各科目平均点が50点位になるように作られていると認識してるんですが、今回改めて全県模試一年分見てみたら、国語の平均点は60~70点前後と高くなりがちで、理科や社会は単元によって落差が激しくなっちゃう印象。
数学と英語は結構50点前後になっていました。すごい。みんなつまづく所が同じってことなのかな?


昨年度神奈川県の全県模試はピーク時は2万人以上が受けてたので、やはりサンプル数が多く、何十年もやっていると精度が高くなるんだろうなと思います。
ちなみに神奈川県のR5年3月公立中学卒業者は6万8千人弱。模試は受けないとか高校行かない子もいるとしても、あと数万人は塾の模試とか受けてる層がいるということ。恐ろしいですよ高校受験、ほんとどうなるか読めないっつうの・・・

にしても改めて、2万人以上もいて30人しか志望校にしてないっていうのが本当にマイナーな道なんだなって感じました。笑
高専受験しよって思った子たち、みんなすごいよ!

ちょっと全県模試の話にずれてしまいましたが、高専模試は問題の傾向は高専向けで少し難しく、でも普通の公立向け模試のレベル感にも近い良い模試だという話です。


ただ高専模試は第二希望入れられないのが残念ですね。まぁ通常は各県にひとつなので選択肢ないもんね。あ、全県模試と違って学科別でもなく、志望校判定は学校単位でした。
あとは在宅だから試験会場で受ける緊張感のためには全県模試とかで会場受験を経験しておいた方がよろしいかと。
インフルとか流行る12月以降は避けて、それより前に会場受験を。(昨年度、いくつかの高専高専模試の現地開催もしていましたがもっと増えるといいですね)


それから、中学の全範囲終えてないと酷い点になり模試の結果があまり信用ならないものになってしまいます。
受験勉強の王道は過去問を解く!だと思います。このためににも夏休みとかで中学3年全範囲を終わらせておいた方がその後受ける模試にも良いです。

続いてZ会のVテスト

年2回(7月、11月)ありました。標準と難関があり、県トップ校とか慶応みたいなとこだけ難関用の問題をやります。うちはもちろん標準セットで受験。

そもそも志望校コード表が、ある程度のレベルの学校しか載ってないという在宅模試です。恐ろしい。
ええ、ちゃんと高専は入っておりますよ。はずっと気づいてなくて、最後の1回しか高専を志望校として登録しなかったんですけどねー(#・∀・)フシアナ!!

でも東京高専も都立高専も志望者10人もいなかったです。

 

苦手な問題、穴を見つけるにはもちろんとても良いです。

でもうちのような中の上レベルでは結果が酷いことになるのです。上位層が多いので全県模試で偏差値60以上でもこちらでは軽く10以上下がります。苦手な英語なんて40台という…。

点数と人数の分布図はなかったけど、おそらく高専模試より更に平均点より全然高い層が多くいびつな山と思われます。

まず平均点が高い。5教科500点満点で330点(7月)343点(11月)。

成績優秀者として200位まで志望校と共にランキングが出るのですが、11月ランクインしたのは483〜426点までの方でした。400点以上とる人たちが団子になってます。

うちは345点で偏差値50.3。1111位/2072人中でした。中央値は何点だったんだろう…。

ちなみに受験者数、夏は3300人位受けてたので冬には塾とか忙しくてZ会のは受けなくなったのかと思います。


偏差値70以上の公立トップ高を併願にしてる人にはいいですが高専合格できるかどうかとひやひやしてる人にはあまり・・・。
在宅模試とはいえ丸一日つぶれますし、解き直しするにも時間かかるし。
自信も失うかもだし。

うちは高専受験にしぼった冬からは、Z会の教材はほぼやらずにナレッジスターの冬期講習の方をやりこんでいました。

偏差値60前後の高専受験がメインの人にとってはZ会も、その模試もちょっと過剰なので、元々やってた人ならさておき、受験のために始める必要はないかと。

ところで、高専模試も主催しているナレッジスターさん、Youtubeでたくさん動画をあげてます。
動画でも高専模試の平均点とか点数上位の高専(志望校)とかも発表していました。

昨年度、奈良高専受験生で高得点な子がいるようだったのですが、Z会の模試でも上位に奈良高専志望者がいたんですよね。

「同一人物かな?違うとしてもそれはそれでどっちも優秀すぎん?!すごいね奈良高専!」とこどもと言ってました。

このZ会の成績優秀者ランキングでは志望校に各地のトップ校の名前が並ぶ中、ほんと数人ですが高専を志望してる人もいたのが印象的です。
だいたい同じレベルの子が集まる高校と違って、高専はすごーく勉強ができる優秀な人から、成績は中位でも何か尖ったものがある子とか、来る子に多様性があって面白そうだなと感じました。

Z会・・・うちは一年半ほどしかやりませんでしたが、噂に違わず良い教材だったようです。わかりやすいと言っていました。
クソ端末でしたが中学3年間の全範囲が開放されてるので、先取りがきて夏休み中に中学数学を終わらせられてよかったです。英語もごりごりやったらよかったんよ・・・

自分である程度勉強する気がある子には教材としては大変おすすめです。専用端末じゃなくてiPadで受講するのが良いと思いますけどね(#^ω^)

 

おっと模試から話が逸れてしまった。失礼しました。
以上、模試にまつわるエトセトラでした。