旅する母と子たち(とたまに夫)の記録。

お金はないけど旅が好き。海外TV、映画などと日常の記録など。高専生、中学生の子がいます。

私ときどきレッサーパンダの感想

忘れた頃に更新されるこのブログ。
こんにちは。
一年前にはスキップとローファー観ては泣いてましたが、今年は朝ドラの「虎に翼」を観ては泣いちゃう日々です。
朝ドラ、平日毎日新ネタが供給されるってヤバいですね。
しかもBSの先行放送・総合の本放送、昼の再放送と一日に繰り返し観れてしまう(無理でも一週間はNHK+で観れる)せいで感情が強化されまくりですよ。
はー毎日辛いけど面白い。

しかし久しぶりのブログはピクサー映画「私ときどきレッサーパンダ」(原題:Turning Red)の感想です。

GW中になんと3回も観てしまいました。どんだけ刺さったのか・・・
ディズニー+で、オーディオコメンタリVer.とか制作ドキュメンタリもあって全部チェックしてしまいました。

こちらが日本語予告。


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共感性羞恥でジタバタしながら観てほしい

コロナ禍で日本では劇場公開が見送られ、ディズニー+での配信になってたこの作品。(見送られた3作品が今年の春から一部劇場で上映されてました)
私もあんまりぴんとこず、これまでずっと放置してましたが、もっと早く観ておくんだったーと悔やまれる作品でした。

上の子がまだ中学生の頃に観るんだったなーと思うけど、今は下の子がドンピシャなのでまぁよし。

 

舞台は2002年のカナダ・トロント。(二つ折り携帯とかたまごっちなど懐かしいアイテムいっぱい)
中華系カナダ人のメイメイが主人公です。
13歳という思春期の心身ともに変化してく不安定な時期を、感情が昂るとレッサーパンダになっちゃうというファンタジーに置き換えて、モフモフの可愛さで子ども向け映画ですよ☆ディズニー印ですよ☆と油断させつつとんでもなく女子(オタク)の心をえぐる作品になっています。

注)親子関係が良かった人やオタ活に縁がなかった人には刺さらないかもしれません。

もうこどもじゃないし、好きなものは好き、でも何もかもうまくいなかい、親はわかってくれない、ともがきつつ色んな自分らしさを受け入れていく映画で、Eighth gradeと同じ系統です。(あっちは母と娘の確執はない&こちらは素晴らしい友達がいつも一緒)

でもって痛々しいだけじゃなくて面白いんだ、これが。緩急の付け方が良い。

全中学生親子にすすめたい。

大人になると、青春でじたばたもがく若い子達の姿からしか得られない栄養ってありますよね。ニコッ☺(´▽`*)
当事者にとっては恥ずかしくてもう生きられない、学校行きたくない・・・となることも、時が過ぎれば忘れちゃうとか笑い話になるんですけど。その時はそうは思えないんですよね。まぁ、このママみたいな行動されたらマジで親子の縁切りたいし引っ越したくなります。不登校になっても仕方ないと思うレベル。

でもこの若さっていうか謎の大胆さと、相反する繊細さが眩しい。

作品は友達とバカやったり今でいう推し活したりする自分と、これまで通りの良い子で愛されていたい親との関係性で揺れる気持ちを軸に物語が展開します。

主人公と友達の4人でわちゃわちゃしてる姿がまた可愛い。くだらないことで笑い合ったり、皆で推しの歌をハモったり踊ったり。とにかく楽しそうで、学生時代っていいよねぇ…はたからみたらバカだねえってことも多いんだけど。

あとみんなと特にキラキラ系女子ではなくて、オタクあるあるな感じですが、それぞれの子が性格が違ってみんな自由でマイペースそうなんだよね。

でも推しの4☆TOWNのことでは繋がってて、なんとなくいつも一緒で居心地がいい、みたいな。

多分今後それぞれ違うものにハマっても、今はこれか好きなんだーって素直に話せる関係になれそう。

(最近会ってない昔のオタク友達が最近とあるジャンルで活動してるの発見した時に、あぁ、好きそう!彼女らしいな!ってなったの思い出した)

そしてレッサーパンダのモフモフの毛並み再現はすごいし、監督の日本アニメマンガへのリスペクトが反映された表現(変顔、汗たらたら、おめめキラキラ等)もたくさんあるし、親の過干渉も多そうな日本人には理解しやすく受け入れやすい作品かと。

主人公は監督の少女時代反映でもあり、ピクサー作品なので見た目は所謂可愛い子ではなく、普通の子です。なんなら可愛くないともとれる。(夫は主人公が高橋真麻にしか見えないと言ってた)

私は大人になったからか親になってるせいか、顔のぷにぷにも調子に乗ってる行動とかも含めて可愛いな~って思いますが。
でももしかしたら若い子にはこの姿は受け入れがたいかもしれない。(そのための可愛いレッサーパンダ姿かも?)

若い子こそ観てほしいんだけどなーー辛いかしら。でもぜひ親子で観てほしい。別々にでもいいので。

そして親立場の人はママを反面教師として子どもと適切な距離感を取れるよう努力しましょうね。

 

前半のオタク心をえぐるシーンはなんと公式が本編プレビューとして公開してくれています。んもうデュフフからの怒涛の展開には何度観ても心臓がバクバクします。
怖いもの見たさでいける方、どうぞ。


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ママーやーめーてーーー!!
もうね、ずっとこの母親との関係性を描くと思うでしょ。
そう思ってたらなんか色々あらぬ方向へ展開してって青春でトトロで怪獣で戦隊ものでキラキラアイドルコンサートムービーだったの。

やー面白かった。隠れた名作だった。隠れちゃだめ。全力でオススメします!!!

 

4☆TOWNというアイドルがアイドルすぎる件

そしてこの作品のイチオシが4☆TOWNという主人公たちが推してるアイドル。5人組だけど4☆TOWN。キラキラ。制作秘話にもあったけど可愛い系、年上お兄さんキャラなど各種取り揃えております。
まずはこちらの動画をどうぞ。

2000年頃のボーイズグループを彷彿とさせる彼らの楽曲がめちゃめちゃ良い!!ビリーアイリッシュと兄フィニアス・オコネルによって3曲作られてるんだけど、当時っぽくてキャッチーで、あの頃この曲良く聴いたよね~と記憶捏造されちゃうようなアイドルソング

若い子はこのモデルをK-POPと思ってるようですが、違うんよ*NSYNCとかBackstreet Boysとかの方なんよ。それからもっとずっと後に1DやWANTEDがあって、ここ数年でBTSなのよ(洋楽おばちゃん)

メインで歌っているのはディズニーでお馴染みのジョーダン・フィッシャー。私の中ではTEEN Beach Movieのアフロ君。あとHappily ever afterも歌ってるの。すごくイイので貼っておく。(脱線)


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今カリフォルニアのパークではピクサー祭りしてて、フロートにメイメイたちと一緒に4☆TOWNが乗ってるんですよ!!ファンサしてる動画みて、いいなぁぁって思ってます。でもアメリカは遠い。

映画観てメイメイたちと一緒にキャーキャー言いましょう。(映画館でコンサートシーン観たかったな!!)

とっちらかったけど、とにかくオススメ!!もっと広まって!!という話でした。

Disney+に入ったら観るべき一本です。以上