年末にレンタルビデオをまとめてかりて、この冬休みは見そびれていた映画を観て過ごしました。
ファインディン・ドリーをようやく観ました。アニメとは思えない映像美でしたね~
ファインディング・ドリー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2016/11/22
- メディア: Blu-ray
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で、これ、障害者の話ですよね。
レビューサイトを見ていると賛否両論というか、障害に対する受け止め方で評価が分かれてる気がしました。
ドリーがすぐ忘れちゃうことで、同じこと繰り返すことにイライラすると言ってる方たちが一定数いました。話がなかなか進まないものね~;
そうですよね、これがほとんどの方の感覚だろうと思います。
今回は水族館という狭い空間での話がメインでしたし、冒険してる感も少ないですしね。つまらないと思われても仕方ないかも。
でも障害者テーマの話としてみたら重すぎず、説教じみてもおらず、魚の姿だから可愛くみれる良い作品だと思いました。
ドリーのような短期記憶障害ではないですが、うちも発達障害の子がいるので親目線ではちょっとつらいところもありましたが(^^;)
さて、それでドリーのように集中力を欠く、目に入った情報の方にすぐ気が逸れてしまう(やるべき事を忘れちゃう)そんな人たちは社会では浮いた存在になるし、イライラさせ迷惑がられるのだと、もちろん理解できます。
でもだからこそ、そういう多くの人たちにディズニーアニメという看板のおかげで観てもらえたというのは意義があったと感じます。
もうここ何年もずーっとディズニーは、みんな違ってみんないい的なこの路線の作品を発信し続けていると思います。悪者だったり人気者ではない弱者に光を当てるというか。
1作目のニモも片方のひれが小さい=身体的な障害者でしたもんね。
これからの時代を担う子どもたちにみせたい作品として作られていると強く感じます。
ほんと、子ども達がこれを観ることができてよかった。
こちらのサイト↓によれば文科省の統計で2012年時点でですが、発達障害児はクラスに2名程いるのでは?という状況だそうです。
個人的な印象としてはグレーの子はもっといると感じています。
つまり同年代の子が集まる学校に通う子供たちは、かなり身近に、程度の差はあれ何らかの問題を抱える子との接触はあるはず。大人以上に。
だからこそこういう子もいる、って知ってもらうのは大事です。
クラスに足の速い子がいるように、絵を描くのがうまい子がいるように、ちょっと話をきいてないような子もいるのが当たり前。
変な子だからって、違うからっていじめるんじゃなくてただ受け止めてほしいと思います。(距離をおくのはありだと思います)
あークラスにそういう子、いるよね、いたよね、って普通に。
でもその人たちも色々考えて生きてるわけです。ドリーが親を探していたように、フラッシュバックの記憶でとっさに動いていくように、周りにはわからなくても、本人にはちゃんと行動に理由があったり。
何もできないわけではないし、できること、クジラ語とか得意なことだってある。
みんなそれぞれいいところがありますよね。
うっすーらとでも何か感じてくれた人が一定数いたならきっとこの作品は成功でしょう。
私は心に残る良い作品だったと思います。
八代亜紀も賛否両論ですが、私と夫の中ではキャスティングした人すごいねー!と高評価でした。